畦遊展は平成11年卒会の同期展。会期、今回出品者は以下の通り。
日時:平成23年9月23日(木)〜27日(日)
場所:吉祥寺自由空間SPACE Be
出品者:小河琢磨(一文)/小島真記子(旧姓犬飼。一文)/小林玲浩(教育)
小松ふみか(一文)/田島知文(政経)/冨田直輝(政経)/南木聡明(理工)
福原真吾(理工)/松本裕輝(理工)/村田英則(理工)
この代は地方在住者も多く、出品者の異同もある。
「畦」はあぜみち、「遊」は仲間。
心のふるさと早稲田での想い出を旨に、
仲間たちとの楽しいひとときを過ごそうと集い、
今年で既に12回を数える。
しかし卒展を記念すべき第一回展としているのが特徴で、
郷愁というより、やや確信犯的である。
会場は、前回から吉祥寺に移しての短観。
駅からも近いわりに閑静な場所で、静かな佇まい。
最初は新宿、次いで町屋が会場であり、
それぞれさまざまな伝説を生んできた。
会場に入ると、そこには来場者を温かく迎える準備が満載である。
受付でクジ引きがあり、出品者手作りの
素敵なグッズが当たる。筆者は三等であったが、栞をゲット。
ビーズ飾りやらガムやら、最近は子供を連れての来場者が増えたが、
これは子供たちも喜びそう。
来場者に楽しんでもらおうという優しさが溢れている。
さすが12回目の貫禄。なかなかできることではない。
作品も、そうした想いに満ちている。
現役時代幹事長で本展リーダーの田島氏を始めみなの力作揃いだが、
いわゆる正統的なもの(自詠漢詩もある)、
遊び心満載の、目を瞠る作品も、所狭しと並べられている。
これは時間を忘れそうだ。
同期展ならではの競作もあり、理工学部出身者も多いためか、工夫が面白い。
3D作品もある。もちろん文系も負けず劣らずの工夫で心にしみる歌を
センスよくまとめたり、版画や墨絵、刻字や篆刻、
自分の文字を刻まれた墨まであった。
作品の横に添えられたコメントを読むのも楽しい。
この代は、60周年記念行事でも中心的な役割を果たした代であり、
先輩後輩問わず、是非とも一度足を運んで欲しい。
会場でも思わぬ出会いがある。
そもそも出品者が、遠くは大阪名古屋ドイツから馳せ参じているし、
来場者もかなり遠方から来ている。
夜の第二部も是非。大抵朝までやっている(筈)。
ここではその全てを紹介できないが、
精しくはホームページがあるので、ご参照願う。とにかく見逃せない展覧会だ。
写真は近日中に掲載します。
しばらくお待ちください。(HP担当)